ヤマハの「まちノリ☆ラボ2019」、みんなでうごこう!も参加

ローランド・ベルガーの「みんなでうごこう!」プロジェクトは、2019年4月19日に東京マリオットホテルで行われた「まちづくりノリモノ☆ラボ(通称:まちノリ☆ラボ)」活動のキックオフイベント「まちノリ☆ラボ2019カンファレンス」に協力パートナーとして参加した。

まちノリ☆ラボは一般社団法人INSPIRE(代表谷中修吾氏)が主催、ヤマハ発動機株式会社が共催する活動であり、ノリモノを用いて突き抜けたまちづくりを研究・実践する取り組み。ローランド・ベルガーも協力パートナーとして活動に加わり、地方創生の一助を担う。

ダイレクターの林達彦が登壇

カンファレンスでは低速電動車であるランドカーを使った島根県雲南市でのアイディアソンの結果紹介、大和ハウスの団地再生プロジェクト、介護施設を運営する一般社団法人みずうみでの相乗り実証実験、INSPIRE谷中氏のスタディツアー、協力パートナー紹介などが行われた。

当日は、日本全国のまちづくり活動に興味のある地方自治体や事業者・企業・企画会社・福祉関連団体・行政関係者などが180名強参加していた。

島根県雲南市のアイディアソンでは、廃棄していた野菜をランドカーで近接する直売所へ配達し、そのクルマは非常時の消防車にもなるというアイディアが最優秀となった。通常のアイディアソンでは着想から実装まで期間が空くことが多いが、まちノリ☆ラボではアイディア実装を1日で終え、実際に次の日にそのアイディアを試してみた。

これによりまちへフィットするのか、実装したときの課題は何か、などを素早く明らかにできるという。実際に廃棄野菜レスキューをやってみたところ「これはランドカーじゃなくてもいいかも?」という思いに至っており、軌道修正がすぐに行える点がメリットなのだ。

登壇したヤマハ発動機社長の日髙祥博氏は、長期ビジョン「感動創造企業」に基づき同社が力を入れている低速電動車による低コストなラストマイル移動ソリューションのコンセプトを紹介した。3S(Slow, Smart, Safety)をキーに作られたLSMでは、移動弱者の輸送、野菜などとの貨客混載、観光、通学といったまちの様々なシーンでの利用が可能だという。また、展示されたコンセプトカーは、低床のため楽に乗降ができ、車高も高く車というよりは小さな部屋という印象であった。

CES2019 に出展した自動運転のコンセプトカー「Public Personal Mobility(PPM)」

実際のランドカー試乗では、ホテル敷地の一部を周回するという短いコースではありながら、新緑の中ゆっくり風を感じながらの心地よい移動体験ができた。コンセプトカーでは、椅子の背もたれを倒してフラットにすると貨客混載が可能になるなど、「街中の移動をしやすく、誰もが出かけることができる」ノリモノになっていた。

ホテルの敷地内を走行するランドカー

地域により移動の課題・要望は様々だが、こんなまちになったらワクワクするな、行きたいなという発想を起点に、ローランド・ベルガーも「まちノリ☆ラボ」に協力していく。